満開の桜
お彼岸も終わり、この時期は細かい修理の依頼が増加します。お彼岸でお墓参りし、お墓の掃除をしたときに気付かれるのでしょうか、墓石の目地のひび割れや砂利の追加、香炉、香炉に入れるステンレス製の香炉の交換、中でも一番多いのは、花立の修理・交換です。
霊園が普及した現在では、花立は落とし込み加工(すぐに抜けるように、中に入れるだけのタイプ)が一般的ですが、以前、寺院墓地が中心であった10年前まではねじ込み(ネジ式)が主流で、それ以前はプラスチック製、更にそれ以前の30年以上前は鋳物や瀬戸物の固定式が普通でした。これらが耐用年数が20年を過ぎると痛み、使用できなくなってきます。これをステンレス製のねじ込み式に交換する作業となりますが、半日程度て終わる工事なので、1日2件をまとめて行うことが多いです。
この日は、川崎市の津田山駅にあります川崎市営緑ヶ丘霊園(通称、津田山墓地)で花立を行いました。この緑ヶ丘霊園は、川崎市でも桜の名所として有名で、毎年、4月上旬までは出店も出ているぐらいにぎやかです。満開もすぎ、桜吹雪の中での作業で、時より髪に花びらが落ちるぐらいの現場となりましたが、年に数回しかないこの機会を満喫できる、楽しい現場作業になりました。
コメント
You can follow this conversation by subscribing to the comment feed for this post.