先週のことですが、ボランティアで宮城県山元町に行ってきました。被災地へ行くのは2回目なのですが、前回は茨城県のやや内陸(ボランティアではなく、取引先の支援でした)でしたが、今回は津波の被害が甚大だった地域で活動をしてきました。
震災から3ヶ月、3月11日前には戻れない日本。今まで、地元の慈善団体として義援金の募集活動を何回も行い、200万円ぐらいを既に送り、物資も3月20日までにダンボール50箱以上を被災地に送りましたが、本格的な現場作業はまだしていませんでした。漸くできるようになったので、ボランティアが必要な地域で、かつなかなか人手が少ない地域を選び、尚且つ、人手がさらに少ない平日に行ってきました。
正直、報道と同じ光景でした。同じ日本かと思うぐらいでした・・・お邪魔したお宅で数人で軒下にスパイダーマン状態になって、ヘドロをかき出す作業を延々と行っていました。このお宅のことは忘れません。運よく誰も犠牲にはなっていませんでしたが、隣や前の家では未だ行方不明の方が数人いるようでした。折りしも、内閣不信任案の決議の翌日でしたので、いろいろお話をさせて頂きましたが、涙ながらに政治のパワーゲームにうんざりしていて、未だに義援金が支給されていない現実を聞いてきました。娘さんがいたのですが、気丈に、明るく振舞ってくれましたが、お話をしていたときは涙が止められないようで、不安と怒り、いろいろなことが噴出しているようでした。私も微力ながらお手伝いさせて頂いていますが、行政にものをいえる立場ですので、様々な機会で訴えていく決意です。義援金活動もまだ継続していますが、金額は初回の3月15日に比べ、1/10ぐらいになってしまいましたが、この災害を風化させず、復興はまだスタートしたばかりということを意識付けるためにも必要なことですので、しばらくはやり続けます。被災地へもあと数回は行く計画です。
仕事は数日休んでも影響はありません。必要としている人々がいることを忘れないように、通常の経済活動をしながらこれからも復興の尽力して行きます。